ヤフーでは、内部の過剰な記述や、発リンク等でペナルティを受けるという事は周知の事実だろう。これには、少々行き過ぎた感の否めない事例も少なくない。また、同一アンカーテキストリンク、トップページリンク等が過剰である場合、外部ペナルティを受ける。更に、獲得しているリンク元が内部要因でペナルティを受けている場合、その数の比率が高いと、サイトによってはフィルターが発動する模様。(サイトの体力によって割合は異なる。)ざっと、ヤフーにはこのようなペナルティが存在すると考えている。一方、グーグルでは、少々過剰な内部記述でも、単に評価対象とならないだけで、マイナスにはなりにくい。また、同一アンカーテキストリンク、トップページリンク等が過剰である場合も、ヤフーに比べればセーフゾーンが広い。このように、グーグルは、滅多な事では怒らない、一見、寡黙で硬派な印象を受けるが、万が一、地雷を踏み、逆鱗に触れると、二度と許してはくれない「絶縁」級の仕打ちを受けるのである。そこで、今回は、ヤフーがグーグルを採用する前に知っておきたいグーグルペナルティ事例をご紹介したい。
ちょうど1年前までは、この話題が多く取り上げられていた。昨今ではすっかり沈静化の方向にあるようだが、全くなくなったわけではなく、また、復権する可能性も否定できないため、ここでご紹介したい。特徴としては、日々、順位が大きく上下するというもので、要因はバックリンク系にあると推察されているようだが、経験上、バックリンクのないサイトでも確認している。
これは、今でも健在で、バックリンクが原因で、ある日突然、大幅な下落を受ける。この場合、まず100位以内にない場合が多く、復帰するまでには6ヶ月以上の時間がかかった事例もあるほど厄介。YoYo現象が外部要因に依存すると仮定した場合、外部ペナルティとの違いは何なのか?という疑問が浮上する。また、巷で言及されている「マイナス950」「マイナス30」ペナルティといった不可解な現象も未だ欧米諸国のWEBマスターですら解明できていないようだ。
非常に珍しい現象なのだが、YoYoは日々、ランキングが上下するのに対し、本事例は、長期的なスパンで消滅と出現を繰り返す。実はこのサイト、バックリンクがほぼ皆無。内部のコンテンツボリュームは豊富で、全てがオリジナル。マークアップも同様。同じキーワードで、同じ様なマークアップ手法で、別のサイトを立ち上げた際には、この現象が起こらない。2つのサイトの違いは、アフィリエイトリンクだった。出現と消滅を繰り返すサイトの方は、トップページ以外全てにアフィリエイトリンクが多く記述されているという点で異なる。一概にこれだけが原因とは特定しがたいが、考えられる唯一の差がこれなのだ。
2年ほど前、前職でSEO技術担当に従事していた頃、内部対策のみで上位表示をするサービスを手掛けていた。ヤフーもグーグルも、順調に実績を重ねており、毎日が内部対策の日々。ちょうどその頃、海外SEO情報ブログの鈴木謙一さんがこんな記事をエントリーしていた。「SEO狙いでタイトルタグを変えるとどうなる?」。内容は欧米諸国において、サイトのタイトルを変更すると、順位が下落するというもの。前述の通り、毎日、内部対策に励んでいた私は、早速試してみた。ところが、日本では、タイトルタグを変更することで順位が下落する現象は確認できなかった。つまり、本場で適用されているアルゴリズムが必ずしも日本に輸入されるとは限らないのでは?という事だ。しかしながら、時間差で輸入される可能性も否定できないため、こういった記事をチェックしておくことは非常に重要と考える。
グーグルでは、極端に過剰な場合を除き、いわれのないペナルティを受ける可能性は低いと考えられる。しかしながら、一度、逆鱗に触れると、絶縁状をたたきつけられ、そのサイトはまず許される事はないようだ。今後、バックリンク施策が激化していくと予想される中で、自作自演を行う場合、リンク獲得ペースや、アンカーテキスト、リンクTypeの「過剰」には十分注意したいところだろう。
昨日のエントリー「Yahoo」と「Google」対策上の違いから分かる注意点も合わせて参考にしてみてほしい。
サクラサク株式会社 CTO 林