激化するGoogleの取り締まり事例集

サクラサクのSEOブログ

特筆すべきGoogleランクダウン事例5選

2011年04月27日

厄介なGoogleの多様な下落パターン

月末になると慌てて更新するというスタイルになりがちな本ブログだが、今回はここ数ヶ月の間で特に事例が増えていると思われる厄介なGoogle(Yahoo! Japan含む)の下落パターンに関する事例を5種紹介してみたい。前提として、弊社にてデイリーで経過観測しているサイト・ワードの事例を元に、独自の見解を述べたものであり、同種の事例が複数確認できたものに限って紹介している。賛否両論あるとは思うのだが、あくまで参考情報として捉えて頂きたい。



プレイス挿入に伴うランキングの上下





殆どのWEBマスターがお気付きかとは思うが、Googleのみランキングが1位~20位の範囲で上下する場合、Googleのプレイスページがカウントされてしまう事で下落のように見えてしまう事がある(上図参照)。この場合、Yahoo! Japanでは不動の場合が多く、その日、その時間によってGoogleプレイスの適用状況が異なるから厄介だ。Yo-Yoでも無ければ、評価ダウンでもないと想定されるため、放置するしかないだろう。


阻害要因によるフィルタの発動



断続的かつ適切と思われるバックリンク施策を実施し続けても、ランキングはひたすら横ばいが続くといった挙動。その後下落する事例も多数確認。定義は難しいのだが、Googleから悪質と判断されたバックリンクが多い場合に起こると推察している(※「悪質」の定義は各SEO業者で独自の見解があるため、割愛したい)。また、これらのリンクを外すことでむしろランクアップしていると思われる事例も多い。上図は専門的かつ、コンテンツボリュームも豊富なバックリンク施策を断続的に続けた際のランキング推移である。全くといっていい程、不動の状態が続き、最終的に下落していく。リンク元を見てみると旧業者のものと思しき...。このパターンの特徴として、30~50位代で長期停滞する傾向があるように見受けられるのは偶然だろうか。もちろん、内部が要因となっている場合もあることを付け加えておきたい。


バックリンクアンカーテキストバランス崩れによる下落



弊社公式twitterでもつぶやいたネタではあるが、いくつかの不可解な下落の原因を追究すべく、バックリンクのタイプやアンカーテキストのバランスを分析していたところ、キーワード単体のバックリンク比率が特定の数値を超えるサイトが高い確率で下落しているという分析結果が出た。もちろん、そもそもバックリンクの分母が大きいサイトに限ると推察されるのだが、特例で持ちこたえているサイトもあるようだ。弊社ではキーワード単体でバックリンクを供給する施策を行っていないため(むしろ契約開始時は非アンカーテキストマッチで薄めていく程)、過去の負の遺産が、ここ数ヶ月でNGになってきているだろうと判断している。この辺りの見解は様々なのだが、株式会社ドゥアイのSEOブログでも独自の見解を述べているので、参考にしてみてもらいたい。もしかすると、前述の『外部要因フィルタによる伸び悩み』も、本事例と絡んでいる可能性は否めない。


一過性の不可解な下落



まるで、旧YSTのように、ランキング決定に必要なデータを十分に集計できていないかのような一過性の短期間下落が本事例に相当する。上記事例は、弊社テストサイトに対してバックリンク施策を実施した際のランキング推移である。対策自体は既に試験的に実施しており、上記グラフの期間は、何の施策も追加していない。同等の事例がいくつかあるのだが、まさかGoogleに限って、ランキング決定に必要なデータを十分に集計できていないとは思えないのだが。弊社が確認した事例では、時を経て自然と元の順位に戻るケースが多い。


今、話題のパンダモドキ?



昨今、話題となっているパンダの来日だが、確かに、ここ最近では、今までのGoogle変動状況とは明らかに性質を異にしているのは間違いない。主に英語圏で公式にパンダアップデートがアナウンスされた事と、日本にも導入される可能性がある事もあり、本挙動はパンダのバケットテスト、又は、既に導入済みという声もあるようだが、参考までに、該当しそうな事例が上図である。これは、ある時、大半のワードが圏外追放され、1~2日程度で回復するパターンと、未だ回復しないパターンとあるようなのだが、この辺りの見解はサイバーエージェントのSEOブログで言及されているので、参考にしてみて貰いたい。ちなみに、極論ではあるが、弊社ではパンダ導入自体には全くと言っていい程無関心である。注目すべきは、不条理な取締りを受けるサイトの事例だけ。


総評として

今回のエントリーでは、各事例をメインにご紹介し、弊社独自の見解はあるものの、風説の流布に加担してしまい兼ねないテーマであるため、敢えて軽めに言及させて頂いた。最近、非常に気になるのは、SEO業者を乗り換える場合、旧業者の「張り切り型」バックリンクが残る場合が多く、今までは、マイナスにならなかったものも、ここ数ヶ月で、場合によってはマイナスになってしまうのではないだろうかという事だ。契約当初は、下落要因になっていなかった旧業者の外せないリンクが、業者を乗り換え、数ヶ月のうちにマイナスとなり、伸び悩みや下落を招く場合があると考えている。キレイな状態から対策をはじめられないサイトは、言い換えると、スタートラインに立っていないのと同じ。くれぐれも、契約の際には、契約終了時にバックリンクを外してもらえるのかどうかを確認してもらいたいと考えるのは、私の周りでは少なくない(訴求力の高い「張り切り型リンク」なら話は別だが)。リプレイスが激化する一方で、その度に負の遺産が積み上がり、そこをGoogleが見逃さない昨今の状況が非常にもどかしいと感じている。

※最近、SEOブログが乱立しているように思えるが、私的な発言をさせてもらうと、定期購読するのはほんの僅か。結局は己で検証し納得していくしかない。


サクラサク株式会社 CTO 林

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